チェーンソーのメンテナンス

チェーンソーのカバーを開けてみると,オガクズがびっしりと詰まっていて,

チェーンソーオイルの出が悪くなって,チェーンの摩耗を早めてしまうなど,

色々と経験しました。

そこで今回,そのような体験を通して,チェーンソーの研ぎ方や,分解掃除,チェーンソーオイル,

混合燃料の扱い方などを,ここで3つの動画をまじえて紹介したいと思います。

 

チェーンソーの分解掃除


 

ソーチェーンの刃の目立て

 

これまで経験的に感じたことで,樹種にもよりますが,

木を切れ味が悪いまま,力を入れて切り続けていると,

時間がかかって腕が疲れてしまう上に,燃料も浪費し,

チェーンが摩擦熱で過熱してしまって刃の切れ味がさらに悪くなり,

良いことは1つもありません。

現場で目立てをする時間ほどもったいないことはないですね。

それだけに,木の切り進め方やソーチェーンの目立ては,大変重要になってきます。

ソーチェーンを研ぐにしても,きちんと目が立っているか見定める必要があります。

 

 

チェーンソーの刃がきちんと研げている(目が立っている)か否かを見極める

 

包丁などの刃物を研いだ経験のある方ならご存知のこと。

親指の腹を使って,指が切れない程度に刃をなでてみるとよくわかります。

感覚的にだれでも想像がつくと思いますが,

よく切れる刃は,指触りのガサガサ感が大きいほど良いです。

でも,バリ(burr:はみ出した突起)が出ているような刃は,見た目までガサガサですが,

良好な刃の状態ではないですので,バリが出ていない状態での指触りが重要です。

丸ヤスリで研ぐ下面だけでなく,刃の上面も軽くヤスリでなでておくと良いです。

研げていない刃は,見た目は問題なくても,さわると当然なめらかな指触りです。

 

メンテナンスに使う工具類(上から,丸ヤスリ,デプスゲージジョインタ,ソケットレンチ)

 

ソーチェーンの目立てをする

 

ソーチェーンを研ぐには,使い込んだソーチェーンでない限りでは,

径4㎜の丸ヤスリのみを使います。

ヘビーユーザーではないので,デプスゲージを調整する平ヤスリは,

使ったことはありません。

チェーンソーをあまり使わない方は,ほぼ使用する機会はないと思います。

下の写真は,ソーチェーンにデプスゲージジョインタを当てて,

デプスゲージのデプスを確認した写真です。

 

デプスゲージジョインタを使ったデプスゲージの確認

 

デプス(深さ)は,まだ研ぐべき段階ではないです。

刃(カッタ)が摩耗して,デプスゲージが邪魔になってくると,

刃に木材が引っかからなくなって,次第に切れなくなりますので,

飛び出した部分を平ヤスリで削り取る必要が生じてきます。

デプスゲージの適正なデプス(深さ)を維持するために,

デプスゲージジョインタが必要になってきます。

丸ヤスリは,ホームセンターでチェーンソー売り場に置いてあったので,

チェーンソー専用のものを購入。

ダイヤモンドチェーンソーヤスリという,よく研げる丸ヤスリもあります。

あまり力の入らない方は,ダイヤモンド入りがよいと思います。

 

デプスゲージジョインタは,ホームセンターでは見かけないので,

Amazonさんで購入したデプスゲージジョインタを使用しました。

デプスゲージジョインタには,デプスゲージを平ヤスリで研削するほかに,

丸ヤスリで研ぐ角度や深さを決めてくれるジグ,

ガイドバーの溝を掃除するための突起がついています。

 

丸ヤスリ,平ヤスリ,デプスゲージジョインタなどがそろった,

目立てセットというのも販売されています。

 

ダイヤモンド入りの平ヤスリの安いものも販売されています。

 

 

 

ソーチェーンを丸ヤスリで目立てしている動画

 

ソーチェーンが取り巻いているガイドバーを,専用の目立て用クランプで固定して,

丸ヤスリの両端を持って研ぐのが基本的なやり方ですが,

動画では,ラフなやり方で目立てをしています。

丸ヤスリは,押す方向に力を入れて研ぎます。

 

動画の最後に,

非常に堅いアラカシの木を切って,

切れ味を確かめている場面もありますので,是非見て下さい。

アラカシは,名前のとおり,材質がやや粗く,カシは堅い木を意味するようです。

スギの木の堅さとはわけが違いますので,アラカシの幹を切り進める際は,

刃のひっかかりが良い方向を見定めながら切っていくという感じです。

 

 

 

 

 

チェーンソーの清掃

 

チェーンソーは,木を切っているとチェーンソーオイルや樹液の混ざったオガクズが,

びっしりと詰まってきます。

チェーンソーオイルの出が悪くなって,ソーチェーンの摩耗の原因や

切れ味の低下につながったり,

クラッチ部分にあるチェーンブレーキが動作しないなど

の不具合を来す恐れがありますので,

定期的に,あるいは樹液の多い木を伐木して樹液が固まる恐れがある場合は,

使用当日に清掃を行う必要があります。

 

ソケットレンチを使って,スプロケットカバーを取り外し,

ガイドバーや,スプロケットカバー,チェーンブレーキの部分などを掃除します。

文章で説明するよりも,実際に清掃しているところを見た方が早いですので,

動画をつくってみました。

 

チェーンソーを清掃している動画

 

 

 

チェーンソーへのチェーンソーオイルと混合燃料の補給

 

チェーンオイルタンク燃料タンクは,当然別々にあり,補給口も別々にあります。

ですので,間違えると大変です。

 

チェーンソーオイルを入れるのは,簡単です。

チェーンソーオイルのほうの注ぎ口のふたを開けて入れるだけです。

Amazonさんで安いチェーンソーオイル(1L)が手に入ります。

意外と精製されていてきれいなオイルで,劣化しにくい感じがします。

下の写真のオイルは,濃い褐色です。

 

 

燃料タンクには,草刈り機などに使用される,2サイクルエンジン用の混合燃料を

補給します。

 

2サイクルエンジン用50:1混合燃料とチェーンソーオイル

 

混合燃料は,50:1と,25:1の2種類あり,50:1を使います。

25:1の混合燃料でも使えないことはないですが,エンジンが途中で停止したりする

不具合が発生します。

これらの2種類の混合比率の混合燃料は,赤と緑に色分けしてあるものの,

勘違いしやすいので,

間違わないように赤色の50:1のほうを購入する必要があります。

 

混合燃料をあまり使わない方が,よく忘れがちなのが,

混合燃料は撹拌してから燃料タンクに注がないと,

缶の中で,燃料が比重の違いがあるため,分離した状態になっています。

忘れることは誰にでもあることですが,撹拌して入れるのを忘れると,

排気ガスが非常に臭くなったりするような気がします。

 

また,

つい忘れがちなのが,2サイクルエンジン用50:1混合燃料の4リットル缶を買う際に,

缶に,手動式燃料補給ポンプが付属しているのですが,

商品の陳列の都合上,別々に注意書きをして置いてあるお店があります。

ですので,忘れずにポンプもレジに持っていく必要があります。

ポンプがないと,燃料を入れることができません。

 

チェーンソーを比較的良く使う場合は4リットル缶を買って,

燃料を補給する際は,混合燃料の4リットル缶を良くかき混ぜて,

2リットル缶移しかえておくと,注入口に注ぎやすいです。

 

混合燃料2リットル缶の注ぎ口(フタの真ん中を押すとあき,周囲を強く押すとパチッとしまります)

 

混合燃料は,揮発して混合比率が変化したり,十分に混ぜ合わせられなくなるなど,

劣化しますので,1年間が使用期限になります。

期限切れでも,使えないことはないですが,

それでエンジンなどに不調を来しても,結局は自己責任になります。

 

チェーンソーへチェーンソーオイルと混合燃料を補給している動画

 

 

2018/03/26

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

//s3.tracemyip.org/tracker/lgUrl.php?stlVar2=1204&rgtype=4684NR-IPIB&pidnVar2=46624&prtVar2=5&scvVar2=12