梨の苗木の植付け・・・植え穴掘り編
果樹の苗木を植え付けるときには,色々と考えることがあります。
- 土壌の種類は?
- 穴をどのくらいの直径,深さにすべきか。
- 土の配合は?
- 通気性は良いのか。
- 保水性は良いのか。
- 保肥性は良いのか。
- 排水性は良いのか。
- 元肥は?
- 腐植の量は?
- 土壌pHはどの石灰資材を使うのか。
- 孔隙率は?
など,気になることはきりがないほど出てきます。
梨の植付け穴の土質の障害
植穴の大きさは,梨の主要な根張りの領域が直径2m,深さ60㎝くらい
が理想的ですので,それくらいに仕上げようと決めました。
しかし,理想的な土をつくるには,現場の土質に障害がありました。
上の写真は,梨の苗木を植えるために掘った穴です。
地表面下の60㎝は,そのままだと水はけの悪い粘土質で非常に硬い褐色粘性土でした。
ですので,
深く掘ると,比較的水はけの良い砂質の真砂土が出てきて,
さらに掘ると花崗岩が風化して柔らかくなった地山が出てくるはずだと考え,
掘り進めました。
風化して柔らかくなった花崗岩とその上にある真砂土を掘り上げて,
褐色粘性土と混ぜ合わせると良い土ができそうです。
表土と花崗岩との境界は,予想よりもかなり深く大変でしたが,
深さ1m掘ると花崗岩の地山が出てきました。
これに,ミネラル分の比較的多い赤玉土と
秋から準備してきた大量の落ち葉堆肥(腐植)を混ぜれば,孔隙率も上がりそうです
2018/02/11
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