畦板(あぜいた)・・・山林の竹林化をくい止めるなど様々な用途に!
畦板は,本来の用途の田んぼの畦の間仕切りのみではなく,
竹の地下茎の侵入防止,ミョウガの地下茎の侵入防止,ゴボウの高畝栽培のほか,
キノコ短木栽培の囲い,土砂の流失・流入防止などの様々な使いみちがあります。
今回は,畦板の使いみちについていくつかの商品を挙げて紹介したいと思います。
目次
3.ゴボウの高畝栽培
畦板のさまざまなサイズが,Amazonや楽天市場で販売されていますが,
楽天市場では,個人宅配送不可で法人様限定の店舗が多いです。
畦板(あぜいた)の使いみち
1. 竹の地下茎の侵入防止
モウソウチク(孟宗竹)や,マダケ(真竹;ホンダケ),ハチク(淡竹)などの竹は,
急速な勢いで地下茎を伸ばし,毎年,竹の子を生じる栄養繁殖で爆発的に増えていきますので,
管理の放棄された山林では,土地を飲み込むように,すごい勢いで竹林化していきます。
近年は,そのような状況で荒廃していく山林が多く見受けられ,
毎年4月~6月は,出てくる竹の子を数多く切り倒していますが,
竹林化を防ぐための労力と時間は膨大なものになります。
皮肉にも野生のイノシシも竹の子が大好物ですので,かなり手伝ってもらっています。
国内どこでも似たような状況の地域が多いと思いますが,
竹藪に隣接する土地の管理者は,高齢化が進み非常に困っている状況だと思います。
近年では,増え続ける放棄竹林の竹を燃料として,
バイオマス発電を開始している地域さえ出てきているほどです。
コンクリート防護壁を設置して竹の地下茎をくい止めるのも良いですが,かなりの費用がかかります。
そこで,
簡便な方法で竹の根っ子をくい止めたい場合に,この畦板を埋設するという方法があります。
竹の地下茎は,地表付近の深さ 0~30㎝ の表土の中を縦横無尽に伸びているのが普通ですが,
深いところでは地表下50㎝ くらいの深さまで食い込んで伸びていますので,
長さ120cm,幅60㎝の畦板を連結して使うとより良いです。
厚さは3.5㎜,4㎜,4.5㎜と製造元によって違いますが,頑丈な材質(ポリエチレン/ポリプロピレン混合材)で,
紫外線に当たるわけではないので,耐久性・耐候性は良いと考えられます。
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畦板 波 L:120㎝,W:60㎝
(竹の地下茎の侵入防止に) |
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2. ミョウガの地下茎の侵入防止
1度,ミョウガを植えてしまうと,地下茎がどんどん伸びて,毎年広がっていき,
手に負えなくなりますので,畦板を使ってくい止めています。
ミョウガをミカン山のまわりの法面の斜面に植えて栽培しているのですが,
果樹を植えている場所では除草剤をむやみに散布できないので,これがあると助かります。
ミョウガの地下茎は,地表付近の深さ 0~20㎝ の表土の中を縦横無尽に伸びていきますが,
それほど深いところまでは侵入していかないようです。
長さ120cm,幅30㎝程度の畦板を埋設するので良いと思います。
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畦板 波 L:120㎝,W:30㎝
(ミョウガの根茎の侵入防止に) |
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3. ゴボウの栽培にも
ゴボウやヤマイモなどの高畝栽培にも使えます。
40cmの幅の畦板を使って現在栽培していますが,幅50㎝,60㎝の畦板もあります。
滝野川ゴボウの栽培の詳細は ⇒ こちらのページ
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畦板 波 L:120㎝,W:40㎝
(ゴボウの高畝栽培に) |
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このほか,キノコ短木栽培の囲い,芝生の拡大防止,花壇の仕切り,土砂の流失・流入防止,
水の侵入防止と水みち形成,モグラの畑への侵入防止,簡易水田の囲い,
とった様々な使いみちがあります。
2018/09/24
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