主に中国発Eメールを用いたアカウント情報更新およびカードのご利用・本人確認の誘導詐欺多発!:Amazon,メルカリ,NHK,ETC,ヨドバシ,三菱UFJニコス,三井住友銀行,TS CUBIC WEB,全日空(ANA),JR東日本えきねっと,イオン銀行,SAISON CARD NET,三菱UFJニコス,三菱銀行,アプラス,マスターカード・ジャパン,ライフカード,VJAポイントカード,VIEW’s NETビューカードなど
最近,アマゾンやメルカリ,ETC,ヨドバシ,三井住友銀行(SMBCカード),TS CUBIC WEB(カード),
全日本空輸株式会社(ANA),「えきねっと」・「モバイルsuica」(JR東日本),
イオン銀行(イオンカード),AEON(WAON POINT),SAISON CARD NET(カード),
三菱UFJニコス株式会社(DCカード),三菱銀行(カード),マスターカード・ジャパン,
NETstation APLUS(アプラスLuxuryカード),NHKプラス(アップグレード),
VJAグループ(VPassカード),VIEW’s NET(ビューカード)など
を装った電子メールによる詐欺が多発しています。
メールの発信元を調べてみると,中国やアメリカ,日本国内もあります。
詐欺も本物と見紛うくらいに巧妙化し進化してきていますので,実例を挙げて解説します。
Amazonを騙る詐欺事例
アマゾン関係では,
「Amazonプライムの自動更新設定を解除いたしました」
「Amazonにご登録いただいたお客様に、」
と題した2種類の偽メールが頻繁に送られてきます。
メールには,”Amazon.co.jp” <account-update@amazon.co.jp>と表示されていて,
メール本文もきちんと日本語のフォントを用いているものもあるため,本物と識別することが非常に困難です。
メールの送信元は中国の湖南省商丘市や鄭州市から,北京市のファーウェイクラウドサービス・データセンター
広東省広州市のファーウェイクラウドサービスなどを経由し,複数の人間によって組織的に日本に送信されて
きているようです。
湖南省の商丘市や鄭州市は8月に感染高リスク地域となっていた地域で,鄭州市は7月には記録的豪雨で
深刻な洪水災害にみまわれ水没してしまったということですが,クレジットカード情報を盗み取るのは
許されない行為で,すでに知らずに詐欺に遭われた方もいらっしゃるのではないかと思いますので,
心当たりのある方は確認が必要ではないかと思います。
メルカリでは,「【メルカリ】個人情報確認」と題したメールが送られてきて,
調べてみると大阪市から送信されているようです。
ETC関連では,
東京都渋谷区あたりから,「ETC利用照会サービス!」,
東京都千代田区あたりから,「【ETC】お支払い予定金額のご案内」,
また,アメリカ,コロラド州のグリーンウッドヴィレッジ市やオランダのアムステルダム市にある
発信元を特定できないようにするサーバーを経由し,
「ETC利用照会サービス!」,
「【重要なお知らせ】ETCサービスは無効になりました!」と題したメールが送信されてきているようです。
ヨドバシ・ドット・コムでは,
「ヨドバシ・ドット・コム:アカウントでお支払い方法を更新する必要があります」
「ヨドバシ・ドット・コムアカウントでお支払い方法を更新する必要があります
(このメールは、配信専用のアドレスで配信されています)」
と題したメールが,中国の上海市普陀から,北京市のファーウェイクラウドサービス・データセンター
を経由し日本に送信されてきているようです。
三菱UFJニコスでは,
「【三菱UFJニコス】カード年会費のお支払い方法に問題があります」と題したメールが,
湖南省北关区から北京市を経由して日本に送信されてきているようです。
これ以外の例は多いので省略します。
このほか,携帯電話番号を利用したSMS(ショートメールサービス)により,同様の詐欺メールが
送信されてきたり,ネット上の広告において時計やバッグなどの偽物をかなりの割引をつけて売りつける
という詐欺や,衣料品などの粗悪品を送りつける業者が横行していますので,お気をつけ下さい。
広告の字体は日本語の字体にはない中国の変わった文字が混ざっていることが多いです。
以上になりますが,最近非常にこのようなネットワークを使った詐欺が増えてきているようですので,
用心しておきたいものです。
2021/11/14
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