鳥害にあう西条柿とみかん・・・その対策について
西条柿の木が,山にかなり昔から植えてあります。
樹齢55年以上,樹高が10mくらいあって,上の方に枝が張り,収穫もできません。
冬場は,柿の実やみかんを目当てにカラスやヒヨドリ,メジロなどの鳥たちがたくさんやってきます。
今回,温州みかんのカラスによる被害と,その対策についてつづってみました。
冬場の鳥害
ヒヨドリが,ヒッ,ヒッと鳴きながら柿の枝の間を飛び移り,赤く熟した柿を喜んで食べています。
9月末頃には早熟して,下に落ちた実にクワガタが顔をつっこんでいました。
柿の木を半分くらいの高さに切って,新しい枝を張らせようと考えたことがありましたが,
動物たちにとって必要な木な上,どうしようもないのであきらめています。
みかん山のまわりはヒヨドリが常駐していて,冬場に温州みかんの実も何個か穴をあけられます。
メジロもその穴をねらって時々きます。
カラスによる集団攻撃を受ける柑橘類
それくらいなら気にはならないのですが,
カラスは体が大きい分,食べる数も多く,12月の中頃になると,繁殖のために方々から,
おびただしい数のカラスが集結し,カンキツ類の木が集団攻撃を受けます。
状況はひどく,みかんの実の食べかすや大量の果汁が木の幹や枝にしたたり落ち,
カラスの白い糞もたくさんあります。
時には,みかんをくわえて遠くの方で皮を食いちらかしています。
以前,カラスが伊予柑の木に群れで飛来し,収穫直前,あっという間に平らげられることがありました。
現在は,木のまわりの4隅に竹を立てて,防鳥・鳥恐怖という防鳥テグスを張り巡らせています。
大変ですが,木の上にも十字に張っておきます。
竹や鉄パイプといった支柱を立てるのにも,穴を掘る必要がありますが,
スコップで掘ると大変な上,ぐらつきが大きくなる場合もありますので,穴掘り器というものがあります。
穴掘り器に関する詳細 ⇒ こちらのページ
目に見えない糸に,鳥の翼が触れるのは,鳥にとっては相当な恐怖だということは想像がつくと思います。
カラスは,一度恐怖を味わうと,頭がいいので寄ってきません。
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このほかにも,カラスが,究極的に怖がるものがあります。
これを木のそばにつり下げておくとより効果が期待できます。
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死の恐怖は,あらゆる動物に共通に備わっているもので,
何度見ても怖がって寄ってこないようです。
2017/11/4
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