イノシシ・シカ被害対策・・・防獣フェンス設置で猪鹿による畑の作物,カンキツ類の実・枝葉の食害など阻止

近年,熊の目撃情報がかなり聞かれるようになり,年々,イノシシシカが宅地まで出てきて被害が

多発してきています。柿や栗を植えていると,動物が落ちた実を食べに山から下りてきます。

今回,イノシシやシカの出没状況とその原因と対策について考え,防獣柵の設置をしたので紹介したい

と思います。

 

 

 

 

 

イノシシの出没状況と対策

 

一昨年の2018年までは,イノシシが,山の圃場に生息する昆虫やタケノコ,栗,柿の実などを求めて,

山の土地の土壌撹乱斜面崩壊作物の食い荒らしの被害が絶えなかったのですが,

昨年(2019年)は,宅地の密集する自宅のそばの畑にまで,イノシシが出没しはじめ,土地を広範囲に

掘り返すなどの被害が出はじめました。

山では,温暖化で気温が上昇して昆虫が繁殖しやすくなり,ドングリや栗などがたくさん落ち,

放置竹林も急増してエサとなるタケノコが増えている状況ですので,食べ物が少ない状態とは言いがたく,

動物も繁殖しやすい状態になってきています。

熊は,温暖化の影響で冬眠ができないため,餌を求めて各地に分布を広げて他の動物がテリトリー(縄張り)を

追い出されると同時に,イノシシやシカの個体数も増えて山が過密状態になってきていると考えられます。

 

近い将来,熊も宅地に頻繁に出没する事が懸念されます。

ですので,人家の柿や栗,ミカンなどを放置して,これが野生動物のエサの既成概念になってしまうと,

当たり前のこととして常態化し人慣れした動物も増えてきますので,人を見ても全く動じなくなってきます。

 

イノシシ遭遇の危険

イノシシに遭遇すると,人に向かって突進し危害を加えるイノシシもいると言われますが,

身体が小さく弱い方は危険なので避けなければいけませんが,強く気概のある方ならば,

見て見ぬふりをするのではなく,人に恐怖心を覚えさせるのくらいの印象をイノシシに与えなければ,

イノシシにそういうものとして扱われてしまいます。

山の近くで農業をされている方は,されたことがあると思われますが,

イノシシを見た場合は,すぐに威嚇するような大声を出して,(くわ)を持って追いかける

できなければ鍬を頭上にかざして威嚇するくらいが好ましいです。

こういったことを習慣づけていれば,イノシシは人の姿を見れば大抵は驚いて一目散に逃げていきます。

狩猟やワナの設置などして駆除するのではなく、土地を奪って自然を壊し土地を使わせてもらっている

ということを理解し、動物とは対等で共生していける関係が築けるよう工夫をしていかなければならない

と思っています。

しかし近年は,農地を守る高齢者が減少するとともに,耕作放棄地が増えているため,

耕作地でくい止められていたイノシシの活動区域が山地から平地まで拡大してきています。

土地が広い場合,果樹園の周囲に防獣フェンスの設置となるとなかなか手が出せないというのが実状です。

 

 

防獣柵の設置

 

イノシシは,ポリエチレン製の防獣ネットでは,ネットの裾を器用に鼻先で持ち上げ,

網の下をくぐり抜けたり,強靭な力で防獣杭を地面から引き抜いたり,へし折り・押し倒したり,

ネットを歯牙で食いちぎるなどして突破し,どのように工夫しようとも被害が絶えません。

驚くべきことに,木の枝を運んできてそれに網の裾を器用に引っかけ,ウリ坊が入るための入口をつくっていた

ということも何回かあります。

 

写真_防獣柵
圃場のまわりに設置したポリエチレン製ネット柵。イノシシにより食いちぎられている。

 

 

 

 

夜間は,どうしても管理できず,電気柵もイノシシやシカの侵入を完全には阻止できないため,

絶対に侵入させないための頑丈な防獣柵を設置しておくというのが適切だと考えられます。

今回,より安価で広範囲に設置可能な金網の防獣柵の設置に踏み切りました。

この防獣フェンスです。

高さ1.5m,長さが30mあり,価格は1万円以下です。

 

防獣フィールドフェンス 1.5m×30m
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これを圃場の周囲に設置したところです。

 

写真_防獣柵
畑のまわりに防獣柵を設置した風景を撮影

 

 

イノシシに畑の内側を見せないようにするためと,まだ小さいウリ坊が下をすり抜けて入ることがあるため,

屋根に使っていたような古いトタン(波板)を,亜鉛メッキの鉄筋や,防獣杭を使って挟み込んでいます。

色付きのカラートタンは腐食してさびやすいため,ガルバ鋼板が良いです。

杭を結束する針金は,ステンレス針金がさびにくいだけでなく,引張り強度が強く切れにくいので,

針金をしめ付ける際にも,切れる心配や,力加減を気にすることなく作業ができます。

ステンレス針金の径はΦ 1.0 mmのものが,後で紹介する猪侵入防止柵と一緒に結束線として売られていて,

これを使っています。

得意の穴掘りで地面を掘られると侵入されてしまいますが,柵の内側に土を盛って土塁をつくっておくと

より良いです。

 

写真_防獣柵
防獣柵の圃場側(石垣と盛土をしている)

 

防獣柵には,3~4種類くらいの色々なタイプのものがありますが,

田畑のまわりでよく見かけるものに,次のような柵があります。

 

猪侵入防止柵 50m分 亜鉛メッキ:高1.2m×幅2.0m 線径5mm。支柱・結束線つきの有無あり
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上の防獣柵は,ホームセンターに置いてある所もあり,コンクリート打設用の溶接金網(ワイヤーメッシュ)

と良く似ていてまぎらわしいですが,金網の間隔が下の方が狭くなっているので識別できます。

高さが1.2mのもののみですので,これではカンキツ類などを植えていると,

シカが軽々と飛び越えて入りますので,葉を食害されるということがあるかもしれません。

高さ1.2mの場合、イノシシでも一度味を占めた作物や,大好物の栗,ジャガイモなどが植えてあると

飛び越えて入ることもたまにありますので,少なくとも1.5m以上は必要です。

1.5mの柵を軽々飛び越える大イノシシもいます。

飛び越え防止には,柵の上に有刺鉄線を張っておくなど,障害物をつくれば解決できます。

 

これからは大峠の時代ですので,これ以上,土や水,大気を汚染し,生物を殺めることはやめるべきだ

と最近強く感じています。

まもなく他の動物たちと共存・共栄することが必要となる世の中が来るという話があります。

ご存知でない方は,ぜひ調べてみられてください(⇒#大峠とは#セレクション#最近の情報

各リンクから)。

2019/02/04


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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