ナメコの収穫・・・原木栽培のおいしさと強み
秋から冬にかけてナメコの季節です。
みかん山で樹高が高くなりすぎたハンノキ。
日陰が増えてきて困り数年前に伐採しました。
それを使ってキノコを原木栽培しています。
ナメコの原木栽培の強み
ナメコは,市販のものは傘の径が1cm以下ですが,
規格外の大きいもののほうが意外とおいしいです。
傘が開いた姿を見ることはあまりないと思います。
ナメコには傘の下面の“ひだ”がないと思われがちかと思います。
傘が開かないうちは下面が被膜に覆われ,ひだが見えません
。
傘が開いて,ひだが見えるようになると,
胞子をつくる栄養も傘に充実してきているサインなので,旨味も凝縮して,
歯ごたえもありおいしいです。
それも原木栽培という付加価値もついて。
あまり置きすぎると,ひだや柄の内部の色が褐色に変色して
見た目もおいしくなさそうになるので,
開いたらすぐに収穫しないといけません。
上の写真のナメコは雨が降った後。
ナメコは,水が大好きなキノコで,雨が降ると発生しやすく,
あっという間に大きくなっています。
ナメコのヌメリ成分の効果
傘のヌメリは,栽培キノコの中でナメコだけで,
ヌメリ成分は,動物の口の中や胃などの粘膜などをつくるムチンが主体です。
このヌメリの中に,
免疫力を高めガンの増殖を抑えるβグルカンという成分が,
マツタケに次いで多く含まれているそうです。
ナメコを原木栽培すれば,傘が大きくなるまで待つとヌメリも多くなるので,
ムチンの量も増えます。
最近,身内も例外ではなく,
古希,70歳前後の世代の方が,
大腸ガンにかかる方が多いようですので,気をつけてください。
早ければ内視鏡で取れます。
ガン患者には,免疫力を高めるキノコが人気だそうです。
2017/12/03
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