防虫ネットの縫合の仕方
縫い合わせた防虫ネットは,家庭菜園や,果樹,キノコのホダ木などにかけて使用できます。
防虫ネットはホームセンターで,長さ10mの単品を何個も購入するよりも
幅1.8m ×長さ100mの防虫ネットを購入すると経済的で良いです。
ホッチキスだけで留めた場合,一年くらいで錆びて取れてしまいますので,
耐久性を考えると縫っておいたほうが良いですので,ここでは縫合の1例を紹介します。
防虫ネットを縫合するには,
1.8mの幅のものを端を合わせてホッチキスで仮止めし,幅1.5㎝くらいを1回か2回折りこんで再度仮止めした後,
釣り糸と太い縫い針(ぬいばり)を使ってつなぎ合わせるといった作業が必要になります。
防虫ネットの縫合に必要なもの
・防虫ネットをつなぎ合わせる釣り糸は,
直径0.4㎜で標準直線強力11kgくらいの太めのもの(例えば→こちら(スポンサードリンク))が切れずに縫合しやすいです。
・縫い針は,太く針穴の大きいもの(例えば→こちら(スポンサードリンク))を使っています。
防虫ネットの縫合の仕方
針に糸を通し,15㎝くらい折り返した状態で手で持ち,縫っていきますが,
縫い目の間隔は5~6㎝くらいがちょうど良いです。
防虫ネットと糸との摩擦で糸を引っ張れなくなる状態が3~5mくらいですので,
数m(縫い始めから玉止めまで)は一度に縫うことができます。
縫い終わった所で玉止めをする必要があります。
糸の玉止めは,しっかり10~15回は回さないと網目をすり抜けてしまいますので注意が必要です。
ですので,20~30㎝くらいは余裕をもって糸を残して切る必要があります。
玉止めの方法
・玉止めをするには,最低5㎝くらいは針に糸を通した状態で,
玉をつくる箇所にその針の根元(このとき針穴を親指で押さえていた方が糸が抜けにくい)を置き,
針の周りを,糸が輪っかになった部分を使って15回針の周りをまわしてから,
グルグル巻きになった部分の糸を親指のツメで押さえながら針を引き抜き,玉をつくります。
最後に,玉止めの箇所から防虫ネットのたるみを縫い始めのほうへ伸ばしてゆき,
縫い始めのほうの糸を20~30㎝くらい余裕をもって切り,同じように玉止めをします。
時期が過ぎて防虫ネットを片づける際に,
2つか3つの防虫ネットが2つ折りか3つ折りにきれいに合わさるようになっていると,
巻物のように巻く際に位置がズレずに巻きやすく,
さらにこれを2つ折りにしてヒモでくくって収納できます。
防虫ネットの網目に穴が開いたときなどは,格子に対して45度の角度で穴の両側から
引っぱる方向を90度変えて複数回強めに引っぱっていると,もとに戻る場合があります。
破れた場合はホッチキスで留めるか縫合しています。
菜園の例は次のページで解説しています。
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