スズメバチ除けに超音波式虫除け器・・・蜂が怖いけど退治するのはダメな場合に
今年,コガタスズメバチが,巣をつくるために作物を保管している納屋(なや)に頻繁に出入りしているところを目撃しました。
庭や山などでは,柿の木などがあると,地面に落ちて熟した実に集まり,お茶の木の花が咲いていると,
そこにスズメバチが通い詰めます。
普段は襲ってくることはないのですが,何かの拍子に不意に攻撃されるということも考えられますので,
屋根裏や軒下など,身近な場所に巣をつくられてしまうと大変です。
今回は,こうした危険を回避するために,スズメバチの習性や蜂などを寄せ付けない商品ついて解説したい
と思います。

スズメバチ
スズメバチ(雀蜂)は,ハチ目のスズメバチ上科スズメバチ科に属し,甲虫などの昆虫,その他の動物を
主に捕らえて肉団子にして幼虫に与えています。
というのも,スズメバチ上科は,アリ科も収容する分類群で,習性は蟻(あり)に近いといえます。
では,ミツバチはどうかというと,巣に花蜜を蓄えて幼虫を育てますが,ミツバチ上科ミツバチ科に属し,
スズメバチとは比較的遠縁といえます。
最近は,中国からのコンテナに紛れ込んで侵略的外来種のヒアリ(以前,ファイヤーアントといわれていた
殺人蟻)の国内各地への侵入・定着などが懸念されていますが,ヒアリも,スズメバチの仲間で,
刺されるとスズメバチと同じように,急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こし,
命に関わる脅威となるのも理解できると思います。

スズメバチの成虫は,クヌギなどの樹液のほか,秋になるとサザンカやチャノキなどのツバキ科の植物の花蜜
や,柿の果樹の熟した実などによく集まり,それらを採餌して生活しています。
ですので,庭にチャノキを植えていると,花の時期と,柿の実がすべて落ち,
エサが激減する時期が重なり,飛んでいるスズメバチとよく鉢合わせします。
スズメバチは,複数でいると鳥と同じように警戒のために,カチッ,カチッ,カチッ,カチッ,・・・と,
他の個体に対するコミュニケーションとして音を発します。
警告音と呼ばれますが,これはヒトに対する行動ではないので,人目線の用語だと思われます。
聞き取りにくいくらいに小さい音ですので,気が付かないこともあると思います。
飛ぶ昆虫は,鉛直方向の動きには反応しにくいといわれています。
ですので,1匹程度のスズメバチに遭遇して危ないと思った時は,そっと,しゃがんで姿勢を低くし,
じっとして通り過ぎるのを待つようにしています。
手で振り払うと,敵とみなされて反撃される危険があります。
巣の近くで,スズメバチを怒らせて集団での攻撃態勢にしてしまったときには,手遅れですので,
全速力で走って逃げるほかないと考えられます。
そういった危険なスズメバチですので,家の軒下にでも巣をつくられてしまうと,常に危険にさらされ,
安心して生活できなくなります。

夏頃から,スズメバチが納屋(なや)に出入りし,天井に巣をつくりはじめました。
スズメバチは大きな音をたてて飛んでいるので,すぐに気が付きますが近付くのが困難です。
いなくなるまでしばらく納屋の中に入ることもできない状態です。
巣をつくらせると取り返しがつかなくなってしまいます。
このようなことが夏から3回あり,ネットで超音波で蜂を寄せ付けないようにする環境にやさしい商品
に出会ったので紹介したいと思います。
蜂(ハチ)のほか,ネズミ,蚊,ゴキブリなどを寄せ付けない超音波式虫除け器というものです。
コンセントが必要になりますので,屋内使用になります。
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屋根裏など手の届かないような場所では,専門業者に処理してもらうのに思わぬ出費となるばかりか,
手荒な手段で対処せざるを得なくなりますので,
スズメバチの出入りや,つくりかけの巣を見つけた場合には,早めに対処したいものです。
スズメバチを殺める方向にいかないためにも,寄せ付けないようにするために気を配り,
早めに対処できるようにしたいものです。
2019/11/16
Awesome post! Keep up the great work! 🙂